ヘルニア

ヘルニア

皆さんは「ヘルニア」という言葉を聞いた事はありますか?
なんとなく首や腰に起こるケガなのかな?というイメージがある方が多いと思います。

今回は
・「ヘルニア」とは何なのか?
・何故起こるのか?
・どんな症状が出るのか?

これらをお話ししていきたいと思います。

  • ☆「ヘルニア」とは?
    ヘルニアとは特定の病気を指す言葉ではありません。
    語源は「脱出」を意味するラテン語のherniaからきています。
    臓器や組織が体内の裂け目を通って本来の位置から「脱出」、つまり飛び出す状態を意味する医学用語になります。
    なので、組織が飛び出した場所によって、
    「椎間板ヘルニア」
    「鼠径ヘルニア」
    「臍ヘルニア」
    などの種類があります、一般的によく言われる「ヘルニア」は首や腰に起きる「椎間板ヘルニア」の事を指して言う事が多いです。

☆何故起きてしまうのか?
ヘルニアの種類によって原因は様々です。
生活習慣や加齢による組織の変性や負荷、筋力不足などによって起こる物もあれば、鼠径ヘルニアの様に先天的な原因が関わる物もあります。

☆どんな症状がでるのか?
今回は「椎間板ヘルニア」に絞ってお話をしていきます。
背骨は「椎骨」と言われるブロック状の骨が柱の様に連なって出来ています。
その椎骨と椎骨の間には「椎間板」というクッションの役割をしている板が挟まっています。
「椎間板」は今川焼きの餡と皮の様に2層構造となっており、中心部には水分を多く含んだゼリー状の「髄核」と言われる組織がありその周囲を「繊維輪」と言われる丈夫な軟骨組織で囲まれ、この2層構造で背骨にかかる圧力を分散衝撃を和らげる役割をしています。

しかし激しいスポーツや、デスクワークや運転などの座位姿勢、重量物を持ち上げる様な仕事による椎間板への過度の圧迫や捻れ、長時間の負荷などにより繊維輪に亀裂が生じ髄核が繊維輪を突き破り外に飛び出してしまうと飛び出した髄核が神経を圧迫し痺れや痛み、麻痺などの症状が出現します。

首で起こるものを「頚椎椎間板ヘルニア」、腰で起きたものを「腰椎椎間板ヘルニア」と呼びます。
「頚椎椎間板ヘルニア」では首や肩の痛み、手の痺れ、手指の細かい運動がしづらくなるなどの症状が現れ重症例では稀に脚への症状がでたり膀胱直腸障害(排尿排便ができなくなる)が起こる事もあります。

「腰椎椎間板ヘルニア」では腰や臀部の痛み、脚の痺れ、筋力低下などが起こり、首同様重症例では膀胱直腸障害が起こる事もあります。

椎間板ヘルニアは神経が圧迫される場所にもよりますが、左右どちらかの四肢に症状が現れる事が多く稀に両側に発生します。
また、比較的若い年齢の方が髄核の水分量が多くヘルニアが発生しやすい傾向にあり、前述した膀胱直腸障害が生じた場合は緊急のオペが必要になります。

負荷がかかればかかるほど症状が増悪するリスクが高まります。
重症化しない為には日常生活を見直し、軽症の状態から治療を開始する事が大切です。

船堀駅前りゅうせい接骨院

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